2007年3月28日水曜日

伝言受信姿勢の有無

相手の立場にたった<不在対応>のために、しっかりと意識したい課題として、電話を下さった相手の緊急度合いを尋ねることをお薦めする一方で、さらに前向きな対応として<積極的な伝言受信姿勢>を取り上げたいと思います。

ちなみに、あらためてお尋ねしますが、<伝言の有無を尋ねる>ということが日常の電話応対の中で主体的かつ積極的に行われていますでしょうか?
これは自問自答の点検課題として1度、ゆっくり振り返ってみてください。

昨今の電話事情からすると、実はどんどん衰退の一途にあるのが<伝言を受ける>という過程ではないかとうすうす疑惑の観察を続けております。
理由は概ね、<忙しい、面倒くさい、手間が掛かる>あたりでしょうか。

故に<不在対応>とは悪気なく<すみません、今、いないのであきらめてください>と上手く伝えることがベーシックなスタイルになっていないか?という疑惑が常々、浮かんで消え、消えては浮かんでまいります。

これを少し掘り下げて考えて見れば、それさえ伝えれば、不在対応は完了したという誤解を日々の現場に間違いなく根付かせているのかもしれないという予想に辿り着くことになります。しかも猫も杓子も先輩も同僚、よってたかって行っていれば、それは何ら問題のない普通のこととして定着いたします。

ところが、その結果がもたらすものは、なんとも不親切な対応への小さな不満の種であったり、気の利かなさへの呆れ顔であったり、言っても無駄!というため息であったりします。それはいずれひとつの評価の体を成します。

そして残念なことに、そこから生まれであろう評価が<満足>や<信頼>の方角を向いていないことだけは確かなようです。

まさか、<伝言を聞いたことが無い>はないにしても、受話器の向こうから『伝言をお願いします』ときっぱり言われた時にしか、伝言を聞いていないということになってはいませんか?それも渋々。

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