一般的なビジネス電話において、つい蔑ろにされがちな<不在対応>を主体的かつ積極的な<伝言受信機能>で対応することは、しっかりした担当者という個人の印象のみならず、会社の印象自体を信頼方向に向かわせてくれる有難い効果がありそうです。じっくりと長い眼で向き合いたいものですね。
その一方で、掛かってきた電話をすぐさま名指し人に繋げる場合ももちろん多くあります。その応対とそれを受けての好感度な応対を考えて見ましょう。
●営業の田中さんをお願いします
○田中でございますね。少しお待ちくださいませ。只今、田中に代わります。
ここで<保留>にし、名指し人に電話を回して誰からの電話なのかを伝えることになります。そこで本人が電話に出ることになりますが、電話の相手がすでにわかっている以上、相手によってはその時ならではのタイミングに合わせた第一声を意識して工夫したいところです。
たとえば、もし、何かの会合でお世話になったばかりの相手からの電話ならば、
<先日はありがとうございました。田中でございます。>とまず、感謝のメッセージで出るのも案外、感じの良い応対です。
あるいは何かのお返事の電話なら、<お待ちしておりました。わざわざのご連絡、ありがとうございます。田中です>とも言えますね。
最もシンプルな場合は、<いつもお世話になっております、田中です>
<お待たせいたしました、田中です>で一言添えて名乗りたいものです。
<はい、田中です>と名乗る以外の電話の出方をいくつお持ちでしょうか?
つまり、相手がわかっていながら<あ、どうも>や<はい>だけでは無愛想のレッテルは免れず、良い対人関係を築きたいと本気で願っているとは到底、思えないものと思うのですが、、、。
思いを言葉にしてゆく技も毎日鍛えることで、確実に上達させたい春です。
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