<誰かに教えれば倍、学ぶことが出来る>と申しますが、それはまさしく名言であって、研修の現場、指導の現場はある意味、どなた様におかれましても最大にして最高の学習機会ではなかろうかと日々、実感しております。
そこで職場の諸先輩におかれましては、電話応対ひとつも、現場で問われるアレやコレヤをくれぐれも自己点検の素材にして頂きながらも、後輩やら新社会人の指導のネタとして積極的にご利用くださいますことを願って止みません。
その際、指導の名の下にお手本を見せようとしたら、あらためて自分でも出来ないことなどに気付いたりして、大いに効果的なこともあれば、基本はともあれ、自社ではこれを別の形に進化させた方がよろしかろう!などという発見などもあって、そこで大いなる指導の醍醐味に向き合えれば一石二鳥。
いずれにしても<誰かへの指導>が仕事として上司に命令されない限り、ご免被りたいなどと内心思っている内は、まともな社会人と認めてもらえないだけでなく、せっかく<教えながら学び>を深めていける大きなチャンスを放棄している愚か者というレッテルまで背負わされることになります。
しかも面倒見の悪いそのツケは、まわりまわってやがていつかは支払わなくてはならず、それが先送りになればなるほどその嵩も重さも増すものとなぜ、気付くことができないのか、他人事ながら不思議でしょうがありません。
先週、お邪魔した松山の工場で外を歩くときに義務付けられている帽子着用をうっかり失念していた先輩に、新人がそれを指摘する場面に居合わせました。
言った新人も立派なら、すかさず<申し訳ない、忘れてた!>と反省した先輩も立派。実にスカッ!とさわやかなOJTの一幕でした。
まさに<教えることは学ぶこと>であって、それは現場でのOJTの最大最強の価値であり、お金を払ってでも体験すべきことと認識したいものです。
OJTに溢れた職場ですか?今日はそんな点検もしてみましょう!
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