電話をかけるタイミングを意識してみると、一般的な会社での電話のラッシュタイムが見えてきます。もちろん業種や業態によりその時間帯は異なりますが、概ね、始業直後、昼食休憩直後、終業1時間前あたりは混み合います。
ここに月初、月末などの時期のタイミングも重なれば、1週間の曜日におけるタイミングも要素としては重要に重なり合って複雑度が増します。
たとえば、月初の月曜日の朝1番などというのは朝礼やらミーティングやら会議などが目白押し。故にこのあたりは避けたいタイミングと言えます。
また俗に<ゴトビ>または<ゴトウビ>と呼ばれる5の付く日や10のつく日は支払いや入金等の兼ね合いで忙しい所が多く、状況によってはかなり殺気立っている事態もあるため、よほど急ぎでなければ避けたいタイミングです。
あるいは<六曜>も相変わらず影響大。特に季節の良い時期の<大安>などは結婚式やお祝い会で忙しいことも多く、そんなことにも気がまわるようになれば、相手の状況への高い配慮が自然に身についてゆくことになります。
このあたりはキャリアに比例して身についてゆくノウハウですが、電話の記録やメモしておく習慣があれば、年間・月間・週間、更には季節や天候もどんなふうに影響するのかが比較的早くに見えるようになります。
そしてこうした視点の有無が実は当方の都合優先で、一方的にかける電話の最初の一言に<言葉の姿勢>となって如実に表われることになります。
始業前ならば<朝早くに申し訳ありません>とさらりと一言。昼休み時間なら<お休み時間に恐縮です>と休憩泥棒に謝罪の一言。あるいは多忙が推測できるときには<お忙しい時間を承知で失礼します>と言い方は如何様にも。
その状況にふさわしい活きた言葉が使えるかどうかは、まずは向き合う姿勢が問われていると意識したいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿