今や小さな子ども達までもが、一人に1台の携帯電話を所有する時代。
学校の校内では授業が終わるまでは使用禁止を呼びかけ、無事に学校に着いたら電源を切っておくようにというルールが設定される時代です。
つまり<電話コミュニケーション>はこれまでそうであったように、広く壮大な社会と自分の会社や家庭とを繋ぐ、はなはだ緊張感を伴う会話の手段では無く、ごくパーソナルな会話の手段としての進化プロセスを邁進し、その様相はかつて体験したことのないステージへと向かっているようです。
それゆえにほんの一昔前のように電話の時だけ、声がよそ行きになるなんてことは近未来の社会人では有り得ない実態かも知れませんが、今はまだ意外によくある事態として少し意識しておきたいと思います。
<かける電話、受ける電話>のその瞬間だけ、別人!っというくらい声のトーンが高くなってしまう傾向がご自身にはありませんか?
それだけ姿勢としては<真摯に電話に向き合っています>と言うことであろうことは認めつつ、それが妙に<取り澄ました声や話し方>になっていないかは、職場の仲間内でぜひ相互評価や相互点検課題に掲げておきたいものです。
なぜならば、<言葉使いが間違っている>とか、<その言い方はおかしい!>という次元ではない分、あえて指摘することもない課題として、見過ごされてしまいがちですが、あまりにも変化が大きいのはやはり違和感があります。
その一方で地声そのままのくだけすぎた声や話し方も課題を抱えています。
どこかに通常の会話モードよりは、あらまった話し方が問われるのも<電話コミュニケーション>ならではの礼儀かもしれません。
【くだけすぎず、すましすぎず】この微妙なさじ加減へのこだわりが、人の気持ちが評価する領域にしっかり寄り添う近道なのかもしれません。
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