2007年4月1日日曜日

立命館小学校メソッド<子どもが自ら学びはじめる!>(著者:深谷圭助)

タイトル:立命館小学校メソッド
著者:深谷圭助(立命館小学校教頭)
出版社:宝島社
1、200円(税抜)

今日から4月ですね。ここから事業年度がスタートする場合ならば、俗に言う第一四半期の始まりという次第です。そういえば、いったい、いつ頃から会社の社内用語で四半期という言葉を使い始めたのでしょうか。

おそらく時はミレニアム・21世紀に突入するタイミングに四半世紀みたいな言葉があちこちに頻繁に登場し、それをどこかのコンサルタントが敏感に流用し、事業年度も上期、下期なんて大雑把じゃなくて、もっと細かく分けて眺めましょう!なんてことを提案して普及した用語ではなかったかと思います。

こういう事はいざ調べようとしても、調べ方が非常に難しい課題であり、ちょうどその時代に生きた誰かの記憶に頼らざるを得ない側面が多々あります。

それは様々なデータの根拠を知っているのは現場でしかないというのと同じで、記録を見ればすべての実績はわかるけれども、なぜそうなったのかはそのときそこにいた人間にしかわからないと言うのとよく似ています。

もちろん、そうした個々人の記憶に頼るような情報検索も昨今はネットのおかげで多種多様な可能性が広がりましたが、どんなこともネット頼りはいかがなものかと一方では懸念しております。

とりわけ、地道に辞書を引く習慣がもたらすものはネットとは異なる価値を生み出すものとして大人も子ども意識したいと願っていた処に、朗報到来です。
本日、ご紹介したい1冊はまさにここにドンピシャ、フォーカスされています。

第一章の驚異の<辞書引き学習法>で紹介されている事実は実際の子供たちの手にした辞書の写真が強烈なインパクトで迫ってまいります。
あらためて辞書とはこうやって使うものだと教わりました。

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