2007年4月22日日曜日

人づきあいのコツ(著者:今井登茂子)

タイトル:人づきあいのコツ
著者:今井登茂子
出版社:オーエス出版
1、300円(税抜)

ここのところ急激に社会人以外の中高生やら各種専門学校生・短大・大学生に向けての<マナー研修>への注目度が高まりつつあるように実感しています。

こんなふうに申し上げると中高生はともかく、一般的には就職活動を前提とした、短期速成型のマナー講習の展開が容易に想像されます。パッパと身につけて、要領よく面接で好印象ゲット!みたいなイメージでしょうか。

しかし現実の様相は意外にも地味で堅実です。ゆっくり時間をかけてあるいは体系だって確実性に軸足を置いた取り組みニーズが年々増えてきています。

とあるファッションビジネス専門学校で毎年4月に新入生を対象にした<コミュニケーションマナー>セミナーを実施して、確か今年で6年めになります。

このセミナーの内容は今から始まる学生生活の中で、日々じわじわと鍛えておいた方が絶対に得だ!という対人関係の基礎のマナーを伝えるものです。

ファッションという<専門性>と共にこれから学んでおかねばならない大切なテーマとして<自分のマナー力>の重要性に学校が睨みを利かせる好例です。

かっこよく言えば、決して<就職活動用>ではなく、やがて世の中にしっかりと自分を表現力する方法論の獲得こそが狙いという志でもあります。

社会人直前になって、あわてて俄か繕いで身につけても歯が立たないソレにあちらこちらで遅まきながら覚醒のうれしい兆しなのかもしれません。

対人関係のマナー力というテーマに向き合って、すでに数十年になりますが、今回ご紹介する1冊は個人的にも親しくさせて頂き、この世界のトップランナーのお一人として、サラリーマン時代から尊敬している今井登茂子さんの数多い著書の中からご紹介いたします。

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