2007年4月26日木曜日

今時の必須用語

<かける電話>の基本技はあらためて申すまでも無く、<受ける電話>で微に入り、細に入り、確認した各種課題の反転となります。

すなわち、その1は【みずから名乗る】その2は【名指し人を告げる】その3は【相手の都合を尋ねる】という次第。このすべてを明るい声でハキハキ行うことが基本中の基本ワンツースリーです。

何といっても相手の状況が見えない電話の場合には、いかに都合よく本人が出た場合も、取り次いでもらってスンナリ相手が出た場合も、とにかく【今、話して大丈夫か否か】を尋ねることを徹底する必要があります。

なぜならば、かけた方には残念ながら<このまま話せる状況か否か>を判断できる材料もなければ、それを決定する権利も与えられていないからです。

ここでの決まり文句は「ただいま、よろしいですか」あるいは「今、大丈夫でしょうか」または「今、お話してもよろしいでしょうか」というあたりです。

さて、こう申し上げると、時々、ピシャリと反論されます。それはすでに受話器を持って電話に出ているのだから「いいに決まっているじゃないか!」というご意見であり、尋ねられるのがうっとうしい!というご指摘です。

たしかにごく普通に自分のデスクの電話ならば、<出ているという事は話せる証>ということです。がしかし、そうでもないことも意外に多いのが昨今の電話事情です。会議中もあれば、商談中、食事中、着替え中ってこともあります。

不思議なことに都合確認を怠ったときに限って、「今、話せない」という事態に遭遇するのはやはりマーフィの法則の為せる技なのでしょうか?

「今よろしいですか?2分で済みます」なんていう進化版のバリエーションも広がりつつあって、これは今時電話の必須用語と理解したほうが良さそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿