2007年7月8日日曜日

千年働いてきました(著者:野村進)

タイトル:千年働いてきました
著者:野村進
出版社:角川書店
705円(税抜)

前日の天気予報では絶望的な気配が漂っていた七夕の夜の天候でしたが、
幸いなことに好転し、昨日は天空デートが実現した模様で何よりです。

だいたい七夕は毎年、雨が多いのですが、昨晩はせめて曇り空を切望。
なぜならば、この6月末に某企業を退任され、翌7月早々に還暦を迎えられた
人生の先輩の<ハッピーリタイアの会>が予定されていたからです。

しかも幹事を仰せつかっておりましたので、参加者の足のことを考えれば
出来るならば、ドシャ降りだけは遠慮してほしいと思うのが人情です。

ちなみにここ数日、サラリーマン時代の思い出を手繰っておりますので、
その路線を踏襲しますと、個人的な特技のひとつとして自負していたのが
実は<各種祭事系宴会の幹事役>でありました。

テーマに合わせたコンセプト作りから始まって、日時場所の設定から案内状の作成、式次第の構成にサプライズ企画の仕込み。さらには協賛や差し入れへのお願い。記念写真の段取りや交渉から当日の司会進行まで何でもこい!です。

そんな経験を活かしつつ、昨日の演出は七夕にちなんで立派な笹を用意し、
参加者各位にその場で書き記して頂いた短冊を飾りつけて記念品で贈呈。
氏の新たな旅立ちを祝うエールが夜空の星のように艶やかに笹を彩りました。

さてお集まりの顔ぶれは氏の交友関係の広さを物語り、尺八の祝奏に始まり、宮川町のお姐さんの祝舞に、落語家さんの小噺。祇園の老舗クラブのママの艶話に締めはシャンソン歌手の生歌声を大いに楽しませて頂きました。
その他にも舞踊家や政治家や実業界のお歴々まで多種多様なお顔触れでした。

まるで<自分らしい人生の生き方>の見本市会場みたいな中で、年齢でも肩書きでもなく、好きなことや出来ることを貫く価値を再確認した気分です。

そこで本日ご紹介したい本は<そんな何かを貫き続けた老舗企業>大国ニッポンの有り様を取り上げて、大いに話題の1冊。

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