真夏日の炎天下で、まるで難行苦行のようにゴルフに興じておりますと
これからの季節は<にわか雨、夕立、雷>等に頻繁に遭遇いたします。
特に雷に関しては、個人の都合ではなくゴルフ場の判断でプレイ中断の
サイレンが鳴り響き、指示が出されます。
これが解除されるまで、長いときには1時間近く、特にたいていは集中的な雨を伴うため、非難小屋の蒸し暑い中で待たなくてはなりません。
こうした状況にあってはつい文句が言いたくなりますが、個人的に好きなものとしては、ある御仁の口癖で<ひと雨、300万、いいですね>という
まるで<自然へのほめ言葉>のようなコメントがあります。
どういう意味かと申しますと<この広大なゴルフ場に、もし一斉に水撒きを
したら、少なくとも300万円くらいの大金がかかりそうなところを今日は激しい雨のおかげで得が出来ていいですね!>という意味になります。
一向に降り止む気配のない雨と雷雲を拝みながら、そのことを憾んだり、
嘆いたりせず、まったく別の解釈でもって、自然のもたらすものを<ほめる>に転じるところが絶妙です。
仮に散水したとして、実際にどのくらいの経費が必要なのかは知りませんが、不思議な説得力のある言い方の中に、自然への逆らいがたい敬意と感謝の気配。
しかも自らの置かれている環境をできるだけ肯定して、ぐずぐずと文句だけは言うまいと決意している潔さが小気味良くはありませんか?
さて、このコメントに<なるほどそりゃいい>と賛同する方、半分。
かたや<そんなにかかるもんか>とか<ゴルフ場は儲けても、
我々の時間は損だよ>と何某かのイチャモンをつけて反対する方、半分。
人の見方は様々ですが、どちらが正しいとか、間違いというのではなく、
どちらがラッキーなものの見方かと問えば、、、さてどうなのでしょうか。
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