2007年7月9日月曜日

不調法で!

7日に実施した先輩のハッピーリタイアを祝う<七夕の会>はすでに企業を
リタイアされた方と、もともと企業に属さないが故に生涯現役組みの方と、
一部企業戦士現役派の概ね3パターンで構成されておりました。

おかげさまで年齢的にも精神的にも大人の会の趣が強く、振り返ってみますと終始和やかな中にも節度やら配慮がそこかしこに行き届いておりました。

当日は司会進行やら、ありとあらゆる雑事に追われ、そんな冷静な観察が
出来るはずもなかったのですが、そういえば、お部屋の中でタバコを吸う人が
いらっしゃらなかったことに今になって気付きました。

でも参加者の中で何人かの愛煙家も存じ上げております。
そう思ってよくよく思い出してみると、広い廊下の端っこで携帯通話を
されている方やそこでタバコを吸っている後姿がうっすら思い出されます。

お部屋の中は禁煙!と申し上げたわけでは有りませんが、昨今の情勢やら
クーラーとの関係で窓が開けられない環境ではそんふうに自主的に外での
喫煙に心してくださったあたりは、さすがとあらためて感謝しております。

なぜかと申しますと昨今はそれでなくても肩身の狭い愛煙家の方に
「吸ってもよろしいですか?」と聞かれて「いいえ、ご遠慮ください」と
きっぱりお断りするのは実は相当に勇気のいることです。

故に本当は迷惑だけれど致し方なく「どうぞ」とお返事せざるを得ず、
一旦了解したら最後、遠慮なくスパスパと煙に巻かれる始末です。
だからハナから禁煙の店しか行かないというスタイルも急増中です。

その昔はすすめられたお酒やタバコをお断りするときには「不調法(ブチョウホウ)で、申し訳ありません」や「すみません、不調法で」が定番の言い方でした。

今時はまさかタバコを勧められることはなくなりましたが、
お酒に関して、最も手っ取り早く効果的なのは「車ですから」のひと言。
「不調法で」はもはや死語に近い分、かえって新鮮かもしれませんね。

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