<白紙に戻す>と言う意味はもとの状態、すなわち出発点に立ち戻って
そこからイチから出直したい!ということをあらわしています。
なので、考え方ややり方を見直して、再出発したいと言う意味になります。
これに対して言葉の雰囲気が非常に良く似た言い回しながら
<この件は、なかったことにしてください>というのは意味が異なりますね。
こちらは元に戻って仕切り直すのではなく、ニュアンスとしては<この件は
はじめからなかったことにしてください>ということになります。
つまり別の言い方をすれば、かなりストレートなお断り表現です。
何らかの話が途中まで進展していながら、こういう物言いにならざるを得ない事態というのは心情的にも、経費的にも出来れば避けたいものですが、時には致し方ない決断のひとつとしてきっぱりと口にしなくてはなりません。
同様に様々な事情から、はっきりと断らざるを得ない場合は、
<お断りさせていただきます>とピシャリ!といえなくてはなりませんね。
だいたいにおいて<ノー>というのが苦手な国民性ではありますが、生半可な
期待を持たせて2度、3度とご足労頂ながら、挙句の果てにやんわり
お断りするのはなんとも手前勝手な自己満足ではないかと思われます。
お断りするのが心底検討した結果ならば致し方ないものの、そもそもかなりの確率で難しいと判断されるものであれば、お互い様のためにきっぱりと意思表示するクセ付けは道義的にも誠意溢れる対応のひとつと捉えたいものです。
但し、いわずもがなではありますが、それなりの理由を述べて断りたいもの。
<とても残念ですが、○○の事情で、お断りさせていただきます>
一般的な理由としては<社の方針で><スケジュールの都合で><健康上の理由で><家庭の事情で><一身上の都合で><諸般の事情で>などがあります。
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