2006年10月3日火曜日

颯爽と歩く、手順

数年来のウオーキングブームのおかげで自分の歩き方に疑問を抱き始めた御仁が増え、喜ばしい限りですが、本当の課題はここから。その昔、今ほど有名人でなかった時代に初めてデューク更家氏にお会いしたときにズバリそのことを看破しておられました。すなわち、人間ってどちらからしい【 思う、動く、出来る 】と発展するパターンと【 考える、止まる、やめる 】となっちゃうパターンと。特に歩く!なんて一応、今だってお出来になっているものを取り扱う場合、よほど変でなければ、動機不十分で結果、実践の変革に至らなかったりします。なので相当、強引を覚悟で申し上げますが、自分の歩き方はどうなんだろう?と素直に思ってください。で、そのまま以下の実践の手順に従って、動くモードにお進みください。

正しい歩き方の基本は①正しい姿勢で立ち、どちらかの足の膝を曲げずに前に振り出します②振り出した足に体重を乗せ、③かかとから地面に着地します④おへその辺りを前方からひっぱられているつもりで腰をしっかり前にだしてゆきます⑤1本の線の上を歩くつもりで交互にこれを繰り返します⑥手は振り出した脚とは反対の手を前に出し、肩を基点に自然に前後に振りますがイメージとしては肘を後ろに引くと意識することで一層しゃんとした上半身を維持しやすくなります。まずは姿見などを使って全身を映し出しながらやってみましょう。歩くときも走るときも着地はかかとから。つまさきから着地のくせはなかなか自覚しにくいので、出来れば誰かにチェックしてもらいましょう。見方のコツは身体の上下動になります。なので普段から上下に大きく身体が揺れるようなら、ほぼ間違いなく、つま先から着地していることになります。かかとから乗り込んでつま先で蹴りだす。この基本は歩く動作をまるでコマ送りで再生するように実践し、片足が地面に付いた状態で一旦、静止させ、どちらか片足だけで立つことを繰り返して習得します。

鏡に映ったご自身の身体は肩幅を結んだラインがヘッドとなった逆三角形のVの字に見えますか?ここで注意したいのは両足の間に生じる隙間ですね。どちらかの足を前に振り出すときに1本の線を意識して、さらに前にある足の膝に振り出す足の膝をくっつけるつもりを意識しましょう。こうすることで膝関節に負担をかけやすい状態をいささかなりとも軽減させ、同時に見た目上も両足の間に向こうの景色がハッキリ見えてしまうO脚歩きからの脱却を目指します。

何はともあれ、今日からは他人の歩く姿に大いに注意を払いましょう。人の振り見て我が振り直す!幸い良くないサンプルが今ならヨリドリミドリ!かも。

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