癖になっている仕草や、悪気ない動作がもし自分の印象を知らず知らずの内に悪くしているとしたら、誰だってすぐさま改善行動に取り組むはずです。
ところがそうも理屈通りにゆかないところが人の世の常であり、不思議な処。
身体には良くないとわかっていてやめられないタバコやお酒。ダイエットの敵と言いながら、ちょっとだけならとするつまみ食い。運動不足を嘆きながらゴロゴロとテレビの前から微動だしない身体。ギャンブルしかり、寄り道しかり、無駄使いしかり、『イカンいかん』と言いつつ繰り返している何かが、誰にでも一つや二つはありそうです。
『だから人生、おもしろいのよ!』と達観できる年齢、心境かつ自他共に認められる状況に至るまでには、もう少し時間も努力も問われそうですね。そこであらためて注目してみたいのが【腕組み】という課題。だいたいどういう状況において、人は腕組みをするのでしょうか?と質問されたら、どう答えますか?
難しい問題に直面して、考え込む時には、むしろ【ロダンの考える人】のポーズになりそうですね。となれば、悩んでいる?困っている?あるいはただ手持ち無沙汰?そもそも腕組みなんか、めったにしない?あるいはしているか否か自覚がない?このあたりからの検証も必要かもしれませんね。反対に向き合う誰かに【腕組み】をされたとき、どんな気分になりそうでしょうか?
【腕組み】がよく見受けられるシチュエーションとしてはセミナーや講演等で誰かの話を聞いている時、はたまた商談や会議中、あるいは数人でのミーティング中、もしくは電車の中での居眠りモード。かなり勇気を振り絞って申し上げるならば、かつ偏見かもしれませんが圧倒的に男性の方に【腕組み】が多いように思いますが如何なものでしょうか?
【腕組み】は実は防御であり、勢い他者から身を守るために相手を<拒絶、否定する>という意味を持つ動作になります。
ゆえに【相手を受け入れる、認める】気分の時には、NG動作となる次第。
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