人間の身体を構成している筋肉は実は上半身にはあまりなくて、ナント腰から下の下半身で70%を占めています。中でも大きい筋肉といえば、太ももの裏側のハムストリングという部位になりますが、ここがしっかり鍛えられていないと座った姿勢からまっすぐ上に立ち上がることが出来ません。( 以前、正しい座り方の中で触れたように頭の重さを利用して斜め前方に身体が出て行く格好になります。)
つまり下半身をしっかり鍛えることは大きな筋肉を鍛えて基礎代謝をあげることにも直結する課題であり、その意味からも【歩く】ことはとても大切なテーマと言えます。颯爽と歩きながら、筋肉を鍛えるために意識したいのは【歩幅】になります。すでに万歩計を肌身離さず携帯されておられる方なら、ご自身の基本の歩幅もご存知かと思いますが、そうでない場合は1度計ってみることをお薦めします?女性の場合は履く靴によっても結構、違いますね。しかも歩きやすい靴とそうでない靴の場合、ここにもわずかながら差が出ます。
昨今、流行の巨大ショッピングモールなどで今、どこにいるのだろう?という不安や悩みにしっかり答えてくれる【現在地の表示】と同じように、何事によらず実態把握は課題解決の重要な出発点です。基本の歩幅がわかったらその数字より数センチだけ広めの歩幅で歩くとイメージしましょう。さらにこのときには腰からが足!と意識して足を振り出すことがポイントです。
特に横断歩道は絶好のチャンス、白黒の幅が90センチなのでここぞとばかり広めの歩幅に挑戦してみてください。白から白に足を置いてゆく感じで、自然と腰から足を運ぶ感覚が磨かれてゆきます。しかもゴルフをなさる方なら、90センチは1ヤードなので、アプローチやパターの歩測時にも持って来いの身体感覚強化策となります。
家庭の主婦がごく普通の日常生活で、約4000歩は歩いているそうですから、ほんの少し、意識することで何かが大きく変わるかもしれません。毎日をどう歩いて行くのか、この延長線上に人生をどう歩くのか?というテーマが見えます。1歩1歩を大切に意識して歩く!に挑戦したいですね。
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