2007年1月4日木曜日

恐るべし、福袋

昭和30年代から40年代の半ば頃までならば、ようやく本日4日あたりから、近所のお店が開くことになり、何はさておき方々から頂いたお年玉を握り締めておもちゃやさんや本屋さんあたりに駆け込んだものです。

そんなふうにどこもかしこも店が閉まっていた時代の<お正月>はおせち料理がなければ食べるものがなく、買いたくても買うことが出来ない時代でした。
今なら24時間、年中無休のコンビニもまだ出現していなかった頃の話。

今では平日の会社帰りでもゆっくり買い物を楽しめるようになったデパートの閉店時間も当時はたしか夕方6時だったはず。今では考えられない話ですね。

ちなみに各デパートの初夢企画・福袋商戦は年々ヒートアップしておりますが、
我が家は今年初めて、某デパートの当日、申し込み形式のお年玉企画の福袋に参戦いたしました。それなりの人出を予想はしておりましたが、それを遥かに上回る物凄い人出の大賑わいの会場に正直、ビックリしました。

ほとんどの福袋商品が抽選で1名限定にもかかわらず、かつそれなりに高額であるにもかかわらず、なんでこんなに申込者がワンサカいるのか。そこには不況なんて言葉がまったく似つかわしくない光景が繰り広げられていました。

抽選の結果、残念ながら初夢ゲットはなりませんでしたが、いつもならニュース番組で眺めて過ごす現場の凄まじさを実体験できたことが大きな収穫です。

さらにヤングファッションブランドの福袋に出来ていた超長蛇の列は、モノ余りの時代といわれる現状にあって、低迷の歯止め策なしといわれる消費行動への認識がその根幹においてぐらつくぐらいの衝撃的光景でもありました。

ジッとしていても多くの情報が入手できる便利な時代ではありますが、現場に立ち会わなければ気付けない何か、あるいは目に見えない何かが確かにそこに存在していることをズシリと思い知らされた気がします。

現場の目線で、リアルライヴの感覚で、今年も様々なテーマを通して、
<おもてなしマインド>に向き合ってまいります。

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