2007年1月6日土曜日

年賀状か、寒中見舞いか?

二十四節季で言うところの<小寒>が今年は1月6日、今日になります。

その意味で天気予報はドンピシャリ。今日からは全国的に大荒れの寒波到来となることを昨日のニュースでも連呼していましたね。

つまり暦の上では今日から<寒の入り>となり、<大寒>となる1月20日までが1年の内で最も寒さが厳しい頃といわれます。<小寒>から<大寒>までの間が<寒中、寒の内>と呼ばれ、大寒の最後は2月3日<節分>になります。

そこで今日からは季節のお便りとしての<寒中見舞い>がスタートです。

これは厳寒期に相手の方の健康を願いながら、近況を報告する季節の挨拶状ですが、時期的に見て<年賀状交換>の直後のことなので、一般的には様々な理由で年賀のご挨拶が出来なかった相手にお便りを書くということになります。

喪中・年賀欠礼状をお出しした場合や喪中とは知らずに年賀状を送った場合、あるいは喪中とお知らせできずに年賀状を受け取った場合など、さらには何らかの理由で<松の内>に返礼できなかった場合にも重宝なタイミングです。

考えてみれば、昨日のテーマの<目上の方への返信年賀状>はほんのすこしタイミングを待ち、<小寒>以降に寒中見舞いとしてお届けするのもスマートなご挨拶の方法かもしれません。

いずれにしてもここ数日は年賀状と寒中見舞いのバトンタッチが入り乱れる頃合ですが、これも<松の内>をいつまでと定めるかによって生じる違い。

<松の内>とはすなわち<松飾り>をつけておく期間のことですから、本来は小正月の15日までとなりますが、時流的にはやはり明日まででしょうか。
ちなみに京都でそれを15日としているのは<注連の内>(しめのうち)が
別の漢字で書くと<七五三の内>であって、足し算したら15なるからだと聞いております。<年賀>と書くか、<寒中>と書くかは、この時期限定の言葉の扱い方の醍醐味かもしれません。

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