2007年1月26日金曜日

お便りのリハーサル

正式なビジネスレターはあくまでも基本書式に則ります。このためビジュアル系の感性が問われるお便りの技量を磨きたければ、基本的にはプライベートモードの手書きジャンルの挑戦に邁進するしか手はありません。

昨今は横書きのお便りがラクチンですが、時には縦書きも決めたい!どうせチャレンジするならバランスよくどちらにも手を出してみた方が面白そうです。

市販の便箋は一般的にはB5サイズが主流になりますが、縦使いなのか横使いなのか。更に縦書きなのか、横書きなのかはお便りの目的や用途によって自己流の分類で決めておくのも、その都度迷わずに済む賢いやり方のひとつです。

たとえば、用紙は縦使い・文字も縦書きの場合は人生の先輩や恩師などへの改まった内容にふさわしく、筆ペンなどに挑む場合はこのパターンがピッタリ。同じ縦使いの用紙でも横書きになれば雰囲気はフランクにモードチェンジをして、同年輩の仲間や学生時代の友達など幅広いターゲットが狙えます。

横使いの用紙に縦書きは少しレトロな雰囲気を意識して親戚の伯父さんや伯母さんや祖父母へのご機嫌伺いなどに向いているかもしれません。
この用紙使いで横書きは結構特殊なので、遊び心を発揮したい相手や機会に的を絞って使う醍醐味がありそうです。

便箋の中で文字が占めるスペースは天地左右共に最低1センチ以上を空けた内側にまとめるとまずはバランス良く美しく見えます。その際、文章は1文毎に1行分ほどのスペースをあけてブロック毎に書けば、スッキリ見えます。

また、長い文章は上から下まで成り行きで書いて改行ではなく、意味性と改行後の残りの文章量のバランスに注意します。先方の呼称が下の方にならないようにとか、数字や金額が2行に分かれないように配慮します。

改行を入れて、最大3行までくらいの文章量に収めるのも読みやすさのコツ。長い文章の後にはスカッと短い1行を行間を空けて効かせると粋な感じ。

何事もリハーサルできるのは人間だけのラッキーの種、下書きで大いに工夫を凝らしましょう。

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