2007年1月10日水曜日

十日恵比寿体験記

今年も我が家にあっては、<都七福神>の先陣となる、西宮、大阪今宮と並んで三大恵比寿と称される祇園の恵比寿神社に昨日、夕方行ってまいりました。

昨年まではサラリーマン稼業のため、どうしても就業後に訪ねることが多く、勢い人出も最高潮のタイミングとなり、それはそれでひとつの醍醐味ではありますが、多すぎてグッタリ疲れる行事の代表選手でもありました。

おかげさまで今年はそんな混雑を避け、夕方とは言えまだ陽のある内に悠然と訪ねることが出来、なんだか、ちょっと幸せ気分。

しかも偶然、十日戎のPRパレードの行進に四条通りで遭遇し、軽快な歌回しに気分を盛り上げていただきながらの実に楽しい道行きとなりました。

さて、いつもとは違って、余裕のある境内で、順番待ちもなく大枚3000円を支払って、恭しく巫女さんから一枝の笹を授与されました。

いつもなら押すな押すなの混雑の中、かつ夜目の中、まるでベルトコンベアースタイルで入手した福笹をろくに見るまもなく、そのまま背中を押されるようにして、縁起物の飾りつけコーナーに移動する段取りになります。

ところが昨日はいささか様子が異なりました。まったく混んでなく、しかも明るい中、手にした笹をふと見ると、葉っぱがすっかり干からびてしわしわ。
かたや青々と繁った元気な笹を手にしている方も多いのになぜ!っと、愕然。

しばし躊躇したのち、神罰が下ったらどうしようかと思いつつ、でも思い切って笹の交換をお願いして見たところ、さきほどの宮司さんはニコリともせず
「たいして変わらないですよ」と呆れ顔。つい今しがた恭しかった巫女さんも目の端が迷惑モードで、眼もあわせず、別の笹を差し出してくれました。

結果、おっしゃる通り、さして代わり映えのしない、干からびモードの笹に平均1個あたり千円の縁起飾りをいくつかつけてもらって、都合1万円弱。
これって不服気分を抱くこと自体が罰当たりなのか、あらためて考え極めたいテーマを頂いたようです。

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