出会いのフォローという以外に、<お便り>がスタートラインになるケースもビジネスでは多く見受けられます。広義では見れば、DMなどもそのひとつ。
一般的にはどなたかのご紹介を受け、ご縁の申し入れにお便りを用います。
<お便り上手>への挑戦は今更ながら、あるいは思い立ったが吉日で始めてみても遅くはありません。仕事と割り切って、営業系に限らず1日1通という目標なども実践的です。よほど苦手でない限りは、何が何でも書く!と決意するだけでも思いのほか有効かも知れません。
もちろん、それなりの社会的キャリアを積みながら筆不精を自認する方も世の中には沢山いらっしゃいます。但し、その場合は各位、別の方法でしっかりとフォローをなさっていますので、油断大敵。観察模倣を意識したいですね。
それにしても近頃はネットを使えば、便利な言い回しを簡単に入手できます。
もちろん書籍を片手に考えたり、職場の上司先輩に慣用モデルを教わりながらお便り上手の腕前を鍛えていくのが常套手段ですが、意外に重宝するのは得意先や仕入先、あるいは協力関係先から頂く、様々な書簡の活用があります。
各部門や、個人宛に頂いたそれらのお便りはその案件に関する機能を完遂した後、破棄せずに<活きたサンプル>として有効活用しようというものです。
たとえば組織変更のご連絡や社屋移転のお知らせ、転勤転属のご挨拶、あるいは新製品のご案内、時にはクレームへの詫び状、ご紹介のお礼状等など。
こうした書簡のうち、なるほど!と思ったものは、回覧破棄ではなく、保存します。出来れば、カテゴリー別のオリジナルファイルを作成しておき、いざ類似テーマの文書作成の折には大いに参考にさせていただくという段取りです。
そもそも当たり障りのない常套句で構成されるビジネスレターもちゃんと眼を通す習慣をつけておくと、段々わずかに気の利いた言い回しや、他とは一味違う文面が見えるようになります。この違いに精通する頃には、当然、当事者の文書表現力もかなり鍛えられているはずです。個人で取り組むもよし。
部門内や総務を中心とした取り組みとして組織的なウエーブを提案するもよし。
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