2007年1月25日木曜日

センスが問われるビジュアル系

<お便り上手>を目指すプロセスの中で、内容の充実と共にいささか気を配りたいのが見た目の完成度という課題です。とりわけ、誤字脱字といった両方に跨るような課題で間違わないためには徹底した校正の癖付けが必要です。

基本的にはまず、下書きをする。その段階でわからない漢字や自信のない表現や文字は辞書で調べる。昨今はネットを活用すれば相当、精度を上げられます。

ビジネス文書の場合は発信した担当者が恥をかくだけでは済まされないケースも多く、事前に先輩や上司に必ず内容の了解を取る癖付けも指導徹底したい大きな課題といえます。

<てにをは>と呼ばれる助詞、助動詞の使い方も悪気なく間違っていることも多く、文章の意味がつながらないだけでなく、結果として誤解を生じさせる言い回しになってしまうことがないように注意したいものです。

言った言わないの水掛け論では済まない事態として明らかに手元記録が残る以上、責任を持って念には念を入れて、内容を見直すことは誠意を持って相手に向き合う姿勢の原点と心しておきたいものです。

さて、このあたりまでが内容的な側面での完成度への期待だとすれば、ここから先はビジュアル系の表面的な課題への期待ということになります。

結論的にはかなりの部分で書く側のセンスの有無やこだわり加減に委ねられる課題ではありますが、読み手のほうからすれば何より読みやすいとか、読む気になるという点では案外、おもてなし度が評価されるテーマかもしれません。

便箋1枚あたりの全体バランスを考慮した文章の量や一文の字数、更には改行の仕方。あるいは書き出しの位置関係や漢字とひらがなの意図的使い分けによる視覚的な演出効果へのこだわり。封書の場合には便箋3枚あたりが最も適切な枚数と想定した上での行間の取り方の工夫等。思いのほか課題満載につき、もう少し具体的に明日もこのあたりを探ってまいります。

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