アレコレと悩みながら、何度も下書きをして内容と見た目に精一杯の工夫をしたお便りならば、便箋の折り方ひとつ、さらには封筒への入れ方にも実はこだわりの有無が表れるものと意識したいですね。
あらためて問われると、そんなこと意識したことがないと気付きますか?
それとも気になりつつも誰かに聞くほどの事もなく、なんとなく適当ですか?あるいはきちんと職場で先輩や上司から指導してもらいましたか?
全く持って個人的な体験を申せば、こういう類について会社で教えてもらった記憶はなく、後輩から質問された記憶も一切ありません。
記憶が古すぎて頼りないことこの上なしですが、学校で習ったのでしょうか?
たとえば、白紙の便箋を最後の1枚に加えることも以前は当然でしたが、今では消滅したマナーなのでしょうか?
便箋の折り方は用紙が縦使いの場合は縦書き・横書き共に基本は上下に3つ折りにします。まず下から三分の1を上に向けており、次に上から三分の1を下に向けて折り重ねます。広げればすぐに書き出しの文章が目に入る形です。
これを和封筒に入れる場合は封書の表書きから見て、便箋の書き出し部分が左上、折山が右側にくるように差し入れます。時には便箋の横幅が封筒の縦寸法より長いものがあって、そのままでははみ出す場合があります。その場合は封筒の下の方にあたる部分を寸法に合わせて数センチ折ります。
横書きで横封筒の場合も書き出しが左上、但し折山は下になるように入れます。
封筒のサイズも実に様々ですが、一般的な洋封筒とセットになった便箋の場合はまず、上下に折り次に左右の四つ折りが定番、便箋の四隅が折り重なった部分が上記同様に左下になるよう差し入れます。
そんなことを一切、気にしない人もいれば、そんなことまでしっかり目を向ける人もいます。<目明き千人、盲千人>見ている人はちゃんと見ているから、気付いた以上は手を抜くな!とかつての上司がよく申しておりました。
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