タイトル:ブログではじめる!ノーリスク起業法のすべて<あなたの日記をお金に換える法>
著者:丸山学
初版:平成16年12月24日(平成17年3月7日第12刷発行)
出版社:同文舘出版
1、400円(税抜)
文章力を高める上で、<情報鮮度>は極めて重要な課題のひとつです。
あの偉大なナポレオンが最後の戦いに敗れた最大の原因は情報入手の遅さにあったとされるくらいその鮮度は貴重です。
【巧遅拙速】という言葉はここから生まれたのかもしれませんが、その当時、すでに最高の地位にいたナポレオンはとても朝が苦手で、起こされると機嫌が悪く怒鳴り散らしたそうです。故に如何に緊急かつ重要な情報が飛び込んできても、それが早朝であれば側近、重臣は報告をためらったと言います。
これが致命的な判断の遅延を招き、敗因に直結したと後世に伝わります。
どれほど巧みであっても遅い情報に価値はなく、いかにも稚拙でも速いほうが役に立つという言葉はまさにこの事実を教えてくれます。ビジネスシーンで報告書が重要なのはまさにこのあたりの課題に直結しております。
また<お便り上手>においても、旧聞より最新に興味が湧くのは人の性です。
毎日の新聞、報道番組がとかく新鮮さを競い合うのも、その是非はともかくとして、読む側、見る側がそれを求めているからに他なりません。
となればこそ、時には出張先の市場調査のその現場から即効でレポートを作成するように、どこかにお便りすることも技として身につけてゆきたいものです。
技は基本の繰り返しの中で鍛えられ、自分流になっていきます。
この基本を獲得する上では、<日記>を書くということが実はとても大きな意味を持っていたのではないかと、今更ながら思い至ります。
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