2007年5月5日土曜日

同音異義語の伝え方

日頃は何気なく使っておりますが、日本語の<同音異義語>は実に奥が深く、フトした拍子にそれに気付いて唸ってしまうことが結構あります。

故に講演やセミナーの納得系のネタとして有効と言うだけでなく、個人的な視点からも考えさせられることが多く、折に触れ注目したい題材です。

中でも気に入っている理由は同じ音でありながら、文字が違うとまったく意味が変わるということと、その意味がどこかで深く関連している点にあります。

もちろん、すべての同音異義語に何らかの哲学的なつながりが見出せるわけではありませんが、研修で主眼にしている<気付く>ということの重要性が、その結果、本人の行動の変革をもたらす意味で新たな何かを<築く>ということに繋がるあたりは、自ら気付いたその瞬間に鳥肌が立つほどの衝撃でした。

あるいは何事も<想像>するから<創造>されるという現実は、多くの偉人、人生の達人の弁を借りるまでも無く、偉大なる人生訓であり、常に考え方の原点にスパーン!とフォーカスさせておきたいテーマのひとつです。

ビジネス会話に登場する<同音異義語>はたいていの場合は話の流れや前後の会話からおおよその見当がつきますが、まちがいや勘違いを防ぐためにはちょっとした言い方のコツを覚えておけば、スマートでわかりやすく伝えられます。

よく使われる言い方の代表選手はなんといっても<川はサンボンガワ・河はサンズイノカワ>ですが、<皮はリンゴノカワ・革はサイフノカワ>も有り。

<科学はサイエンス・化学はバケガク><私立はワタクシリツ・市立はイチリツ><関心はカカワルココロ・感心はカンジルココロ・歓心はヨロコブココロ・寒心はサムイココロ><紹介はヒトヲショウカイ・照会はミモトヲショウカイ><最小はモットモチイサイ・最少はモットモスクナイ><個人はヒトリノヒト・故人はオナクナリニナッタヒト・古人はムカシノヒト><再会はフタタビアウ・再開はフタタビヒラク・際会はメッタニナイキカイ・最下位はビリッケツ>という調子です。同音異義語に目覚めてみませんか!

0 件のコメント:

コメントを投稿