2007年5月6日日曜日

人は見た目が9割(著者:竹内一郎)

タイトル:人は見た目が9割
著者:竹内一郎
出版社:新潮新書
680円(税抜)

最近、目にして、ちょっと笑える代物といえば、<携帯電話用受話器>ではないでしょうか。通販生活2007年夏号の表紙を飾っているこの商品は<耳にしっかり受話器を当てて、相手の声を聞く安心感>が売り!だそうです。

形状はまさに昔懐かしい黒電話の受話器そのままだけに本体の手の平サイズの携帯電話機とのアンバランスがなんともいえない不可思議さを醸し出します。

この受話器を携帯電話のイヤホンジャックに接続すれば、バランスや見た目は至っておかしいけれど、あの懐かしい家庭用電話の安心感が甦るとか。

伝統を重んじる国、イギリスのハルガー社という会社の製品らしいのですが、価格は税込み8,295円。今、結構流行っている様子。
申し込みの電話番号は市外局番は075・つまり京都の会社のようです。

また巷で密かに売れているらしいものとして、標語カレンダーがあります。
以前は多くの家庭や職場に至極当たり前の風情で<365日の日めくりのカレンダー>や<31日分の標語>が存在していましたが、最近は見ませんね?

かつてのサラリーマン時代の思い出では毎朝、職場の朝礼でそれを唱和し、至極ごもっともな内容に時に頭を垂れ、時に叱咤激励され、時にわかっています!と内心で反発しながら、それでも何某かの学びを得ていたように思います。

日々、反復されなければ忘れてしまう基本の心がけや行動基準を<そんなふうに生きられたらいいな>とか<そういう考え方が大事だよな!>としみじみ思わせてくれる格言や教訓が生活の中に点在していたことの価値にあらためて思い至る風潮が静かなブームの背景かもしれません。

そんな<日めくり>の意義にも言及しつつ、幅広い視点で<非言語コミュニケーション>に斬り込んでベストセラーになった1冊を本日はご紹介します。

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