当たり前のことですが、誰だって唐突に質問されたらちょっとビックリします。
しかもそれが内容的にも応えやすい質問や気分の良い質問ならまだしも、批判めいた内容や中傷的なものであれば、驚きに加えて不愉快な気分が生まれます。
さらにその言い方が多少なりとも尋問口調に偏るようであれば、本人に悪気はなくても対人関係において好ましくないヒビが入ることは容易に想像されます。
つまり質問の内容とその言い方の両方が問われますが、いかに他愛無い質問であっても突然、何なのよ?という程度の気分はやはり拭えません。
それが面と向かって1対1で会話している最中のことであって、たまたましばし話が途切れた直後であれば、そう取り足りたてて騒ぐほどではありません。
しかし、大勢が参加している会議などやあるいは面と向かっていない電話応対の時には何某かの知恵が求められることになります。
そこで、イメージとしては自ら挙手をして、質問する場合。あるいは電話応対ならば、ひと通りの会話をふまえて、あらためて質問をしたいときに礼儀正しく、気持ちよい印象を与える言葉として重宝するのが『ひとつ、よろしいでしょうか?』という言い方になります。
同じ意味で応用バージョンとしては『ひとつ質問してもよろしいでしょうか?』や『ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか』や『ひとつ教えて頂きたいのですが、よろしいでしょうか』あるいは『ひとつよろしいでしょうか?お願いいたします』もあります。
但し、これはあくまでも、ことあらたまって質問する意思を伝える言い方なので、研修やセミナーなどの質疑応答の折やQ&Aタイムにいちいちこうした断りを入れる必要はありませんね、念のため。
質問の仕方ひとつにもラッキーモードのけじめがあることを意識したいですね。
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