一生懸命話をしているのに、何ひとつ質問がないとはっきり言って会話は実につまらないものになってゆきます。
このとき、話し手の内心をもし覗いてみることが出来るのなら、<関心がないのだな!>とか<聞いてるのかな?>という寂しい気分から、やがて<この人に話したってしょうがないな>というあきらめの結論に至ります。
つまりTPOにあわせた感じの良い質問は、聞き上手のための大切なポイントであるように、滑らかなコミュニケーションのためには不可欠な要素です。
特にビジネスモードで、ここから対人関係を築き始めるときには<反応するということ>の代表選手として<適切な質問>に習熟しておく必要があります。よい質問はそれによってもっと話したいと相手に思わせる力があり、それこそが会話の原動力であることはまず間違いありません。
その場しのぎの適当な質問ではなく、しっかりと話し手の意向に添った質問はおそらく是が非でも応えたい内容であり、その獲得こそを目指したいものです。
さらにその質問に感じの良さをプラスするためには<教えて欲しい>という謙虚な姿勢が原点にあることも忘れずにいたい課題です。
さて、最も基本的な質問の仕方は原則『それは○○でしょうか?』や、『それは●●ですか?』になります。○○や●●には<目的やテーマ、理由や状況、時間や期日や場所や予算や人>に関すること等が取り上げられます。
たとえば人に関しての質問なら『それはどなたのことでしょうか』という具合。
但し、このままでは問い詰めモードになってしまうので『教えてもらってもよろしいですか?それはどなたのことでしょうか?』とアレンジできます。
あるいは『恐れ入ります、それはどなたのことですか?教えていただくと助かります』とも変換できます。いろいろ自己流アレンジで幅を広げたいですね。
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