2007年5月14日月曜日

会話のハンドリング

滑らかで感じの良い電話応対のための<あいづちことば>には思いのほか、沢山の種類が存在します。日頃、何気なく使っているこれらの言葉が実は会話の温度を上げたり下げたりに大きく関わることにも薄々、気付くことができます。

冷静に振り返ってみれば、内容はほぼ同じでも、なんとなく心地良い話であったと思える場合はいわば、適温の会話と言うことができます。

反対になぜか終始、不愉快な気分が拭い去れないときは温度が上がりすぎであったり、逆にいくら頑張っても冷たいままの状態といえそうです。

おそらくその原因のひとつが、肝心要の内容の間に取り交わされる数々の<あいづちことば>の効用ではないかと密かに横目で睨みを利かせつつ、今後も個人的な楽しみの一つとしてこの探求を続けてまいります。

さて、本日の<あいづちことば>は会話のハンドリングという観点から取り上げてみたいと思います。すなわち話の方向性の操作術とでも呼べばよいのでしょうか。あるいは話の舵取りに役に立つ<あいづちことば>かもしれません。

ちなみに話の方向性を見定める上で、その目標とされるものは大きく2種類に分かれます。ひとつは<話を引っ張ってゆく方向>です。つまり自分が一番話したい方向に相手を強力にリードしていく場合。

もう一方は逆に<話をそらす場合>があります。たまたま今のタイミングではこの話は避けておきたいというものもあれば、しばらくはそっとしておいて欲しいのでやんわりとはぐらかしていくような高等な対処の場合も含まれます。

一般的に前者の<話を仕掛ける>場合には相手の言い分をまず、しっかり認めることが肝心です。故に<おっしゃる通りです。ところで、>や<ご指摘の通りです。そういえば、>あるいは<その通りです。実は、、><なるほど、さすがに違いますね。ならばこそですが、、>という感じ。

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