ここ数ヶ月、気がついたら真冬の季節の2月初旬から、そろそろ入梅の声が聞こえて来そうな5月の末までの実に4ヶ月に亘るロングレンジで<滑らかな電話応対>に向き合って参りました。
携帯電話の飛躍的な普及がもたらす電話事情の変化やその周辺マナーは眼が離せない事態ではありますが、月末の本日で一旦、電話応対編を一区切りにいたします。そこで最後のテーマは<電話の切り方>ということになります。
原則は<掛けたほうが切る>と覚えておくと便利です。用件があって掛けたほうが、用件が済んだので<話を切る>すなわち終わらせる、そして物理的に切るために受話器を置く!ということになります。
グズグズとお互い様に相手が受話器を置くまでは、息を潜めあって様子を伺うような指導の根本には、<相手より先に切ってはいけない>という思い込みがあるようですが、そんなこと言ってたら日が暮れてしまいます。
「じゃねー、ガチャン!」ではなく、きちんとした<締めくくりの言葉>で話しを切ることが出来れば、それは決して不愉快の種にはならないはずです。
会話の終了を告げるための代表的な<締めくくりの言葉>としては
●それではこれで失礼いたします。ごめんくださいませ。
●ながながとおつきあい頂きましてありがとうございました。失礼いたします。
●ではまた、あらためてご連絡申し上げます。失礼いたします。
●お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました。等
電話の内容により、最後の一言は様々に変化しますが、概ね<失礼いたします・ありがとうございました>が使いやすさの上位です。これらの言葉で話を切ってから、ゆっくりと受話器を置く。この基本動作が守れれば上出来です。
<ごめんください>や<ごきげんよう>等は、最近ではすっかり聞かなくなってしまいましたが、さわやかに締めくくる言葉として個人的には好きです。
というわけで本日はここまで。 <それではごきげんよう!>
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