タイトル:「稼ぎ力」ルネッサンス
著者:渋井真帆
出版社:ダイヤモンド社
1、470円(税抜)
社会人になって間もない頃の仕事といえば、それこそ、<そうじ、お茶汲み、コピー>の新人3種競技の連続でしたが今時はどうなのでしょうか?
当時は会社の始業時間がどこもだいたい、8時か8時30分!早かったのです。
なのでその1時間くらい前には出勤して、机を拭いたり、ゴミ箱のごみを捨てにいったり!が新入社員、初年度1年間の毎朝の至上命題でした。
サボるなんて恐ろしくて出来ないくらい怖い先輩が大勢いらっしゃり、その皆様の実に厳しく油断ならない指導のおかげでなんとかクリアできた次第です。
そういえば、掃除機なんて代物はまだどこの職場にもなく、箒で床を掃いていました。今のように分煙!なんて思考すらない時代だけに愛煙家の机にはマイ灰皿が置かれていましたし、その灰が机のそこかしこに飛び散っておりました。
それから大きなヤカンでお茶を沸かして、給茶機に入れて、職場の皆さんが1日中、いつでもお茶が飲めるように、これも新人の重要な仕事のひとつとして1日に何度も何度もお茶を沸かしておりました。来客や会議となれば、この給茶機のお茶ではなく急須にお湯を注いでその都度、お茶を入れては給仕するのもたいていは新人のしかも女子限定の仕事でありました。
考えてみれば自動販売機が職場に導入されるずっと以前の実話です。
それなりに立派な学校を出してもらって、こんなことするために会社に入ったわけじゃないわよ!とトットと転職できるほどの度胸も能力もなく、かといって将来の伴侶探しが目的ですから仕事なんかどうでも良いので、ちょうどいいわ!と割り切れるほどアッケラカンともしておらず、、、こんなはずじゃないよ!と悶々とした日々が確かに存在し、多くの人はどうしてよいのかわからぬままに社会に仕事になんとなく慣れてゆくのかもしれません。
<能力もないのに生意気で、やる気なし、根気なし、文句ばっかり>ご自身のそんな体験を素材にしながら、仕事に向き合う本質をたのしくわかりやすく解明してくれる1冊をご紹介します。
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