2006年12月22日金曜日

未来のネットワーク

初対面でぎこちなく名刺交換をさせて頂いた相手の方とやがて意気投合して、人生最大の友を得るような展開もあれば、せっかく何某かの出会いがあっても結局、その1回限りになってしまうご縁も沢山存在します。

ところがよくよく考えてみれば、どちらの結果も所詮は自身が選択した対応のあげくの答えであることに気づくことが出来ます。

出会いにどう向き合い、それを如何に取り扱うかによって縁の紡がれ方は明らかに異なります。その主導権を相手に委ねるのか、自らが握るのか。
名刺活用レシピはあくまでも自らが主体的に向き合う姿勢を根本にしています。

さて個人的な経験から申せば、第1ステップへの反応がなかったために実施した、第2ステップのお便りに際して何らかのリアクションを下さる方はかなり稀といえます。言ってみればなしのつぶて状態ですが、反応なしの事情は思いのほか単純な筆不精であったりしますので、何らめげることなく、おおらかに爽やかに第3ステップのタイミングを見据えます。

時期は第2ステップから、またさらに数ヶ月を経過した頃合で、半年サイクルの年間行事的タイミングが便利です。たとえばお歳暮の時期のクリスマスカードや年賀状。あるいは寒中見舞い。その半年後のお中元期の暑中見舞いや残暑見舞いは日頃ご無沙汰している間柄でも何かと連絡を取りやすい時期なので、ここに焦点をあわせると他のお便りに適度に紛れる分、かえってさりげなく受け取りやすいアプローチのチャンスでもあります。こうして少なくとも3段階の亘る、地味ながらも熱心な働きかけがもたらすものは実践した人だけが手にすることが出来る、人脈という貴重な価値の源泉となるはずです。

ただ、出会った!という記録に過ぎない名刺では、それがホルダーの中に何千枚収納されていても何の価値もありません。この事実に気づけば、だからこそ、どの人とのどんな出会いも決しておろそかにしないと決意出来ます。

1枚の名刺から広がってゆく未来のネットワークは今、出来ることを精一杯、真剣に行うことで、間違いなくラッキーな未来への種蒔きとなります。

0 件のコメント:

コメントを投稿