お土産を頂戴するシーンは何も自宅のおもてなしのときだけではありません。会社の場合においても何某かのお土産がある場合はおおよそ、早い段階で登場いたしますが、時には商談や打ち合わせが終わって、お帰りの間際になって思い出したかのように頂戴する場合もあります。
たとえば、そんな状況ではついさきほどまでは同席していた上司が所用で外出し、自分しかいないという場合もあります。そんなとき起こりがちな事態としては、ついうっかり、頂いたことの報告を忘れて 職場の仲間で残業時に食べてしまい、そのまま忘れてしまったりすることです。
あるいは総務や受付などの業務に携わっていると、『日頃の感謝です!気持ちだけなので皆さんでどうぞ!』という形でよく来訪されるお客様から担当部署を通さずにお土産を頂戴することもあります。
いずれの場合も肝心なことは、仮に個人に頂いたものであっても会社の組織の一員である立場に対して頂いたという自覚をもって、これを速やかに上司に報告する義務があるという認識の有無です。当然、報告が求められます。
そうすることで次の機会や電話の折などに、上司からお礼を申し上げることができ、更には頂いた部門の長からそのお客様の直接の担当部門の長にも報告が伝わっていれば、そこからもお礼が言えます。こうしたことが重なって初めて『しっかりした良い会社だな』という信頼感が築かれることになります。
会社での頂き物は原則、その場では開けず、奥にさげてからあらためますが、大切なのは【感謝と感想の気持ち】を言葉でしっかりと伝えることです。
頂いたその場で感謝の言葉を言うことは簡単ですが、後日あらためて感想をお伝えできるかどうかは意識して心がけなくては容易ではありません。
特に季節限定やその地域の特産、あるいは入手困難なものや非常に珍しいものなど、、、、。その内容は様々ですが、とても嬉しかったことや、皆で感心した状況など、伝えることが出来れば差し上げた方はとても清々しい気持ちになります。おもてなしの心をこめて、ぜひ実践したいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿