2006年12月24日日曜日

病気をよせつけない生き方(著者:安保徹、ひろさちや)

タイトル:病気をよせつけない生き方
著者:安保徹(免疫学者)、ひろさちや(仏教学者)
出版社:ぶんか社
1、400円(税抜)

良い対人関係のための様々な心使いがおもてなしの技を磨き、鍛え上げてゆきますが、<名刺活用レシピ>もその数多い課題に向き合うひとつの方法論です。

故に出会いを大切にしたいと真に願う心が出発点になければなりませんが、
そうはいってもどこかで打算が働くのもビジネス上は仕方のないこと。
ところが「これだけしたのだから」と期待して挑むとガッカリする可能性のほうが大なのでここはぜひ、自己満足モードでの取り組み姿勢をお薦めします。

さて、個人的な実践経験をもとに、名刺活用レシピの成果を眺めてみますと、何よりも信頼を得やすいという側面が非常に大きかったように思っています。たかがはがき1枚であってもその実践、継続は決していい加減ではできないという評価がもたらす信頼感はその後の関係に当然よい影響をもたらしました。
同時に予想外の成果として享受したものは、待遇が変わるという事実でした。

特に当方の継続的な努力に対して、何ら反応がなかった場合において、その相手の方と後日、偶然どこかで再会した折には、実に心地よい待遇となります。

「ご無沙汰しております。何度もご丁寧なお便りを頂きながらお返事もせずに申し訳ありませんでした。お元気でいらっしゃいましたか?」とかなり饒舌にしかも愛想よくご挨拶をして頂き、空白の期間にどれだけエネルギーを使ったかという実績だけが評価される舞台として労が報われる瞬間です。

その意味では人は実に正直で、そして悪気なく無精者!ということに、思わずクスッと微笑みながら気付くことが出来た貴重な瞬間でもありました。

身体と心の健康にも、頑なに真剣に向き合うばかりではなく ちょっとばかし肩の力を抜いて不精モードがいいのかも知れません。

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