当方の希望日時を懐に持ちつつも、まずは相手のご都合を伺うことが<アポイントメント>の出発点ではありますが、超多忙な方を除けば、実際のやり取りは往々にして思いのほか、のんびりしたものとなります。
だいたいは『週中の午後でしたらいつでもいいですよ』と言ってくださったり、あるいは『来週の月、火以外なら終日、調整可能ですが』というようなお答えであったりします。
この時に『ではいつがよろしいでしょうか?』と手帳を開いたり、カレンダーを眺めながらやり取りを始めるようでは明らかに準備不足となります。
ならばこそ、あらかじめ算段しておいた希望日時をここでスラスラ言えてこそ、大人のマナーの見せ所であり、電話の場合は明らかに時間の節約にもなります。
いくつかの希望日時を即座に具体的にご提案させて頂く事で、是が非でもお会いしたいという思いや姿勢がそこにはしっかりと表れることにもなります。
電話応対のマナーに関してはまたゆっくりと取り上げてゆきますが、滑らかな応対こそが好印象の鍵。そのための事前準備は入念に怠りなくが求められます。
『何時でもいい』といわれた場合、原則食事の時間帯は避けます。また午前中や夕方は何かと忙しいものなので、一般的には昼食の終わった2時頃から3時頃が適当な時間帯といえそうです。
こうして細やかな準備で取り付けたアポイントメントをさらなる信頼獲得の手ががりに育むためには、訪問、当日の気配りが必要になります。
特に初対面の場合は朝1番に本日訪問させていただく旨の確認連絡をしたり、あるいは最寄りの駅に着いた時点で電話連絡を入れたりします。
タイミングは様々ですが、些細な連絡、こまめな連絡は簡単なようでいて意識しておかないとなかなか身につかないもの。だからこそ信頼を育んでくれます。
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