2006年12月30日土曜日

願いを込めて、袋!

家族や親しい間柄での心を込めたやり取りとしての<お便り>であれば、実のところ書式などを気にすることはありませんが、ビジネスレターとなるとやはり基本の書式くらいはきちんとマスターしておかなければなりません。

このあたりが面倒な気分を盛り上げる最大の難所と思われがちですが、あにはからんや、実際は基本のパターンさえ覚えてしまえば案外、簡単です。

特に<頭語>と<結語>はそもそもペアになっていますので悩む必要は一切、ありません。ビジネスレターの場合は相手に対して<大いに尊敬を表わす言葉>として頭語が「謹啓」で結語は「謹言または敬白」になります。

また「拝啓」と「敬具または拝具」の組み合わせは、目上の方を含め、誰に対しても使える便利な組み合わせとして大いに活用しましょう。

「前略」と「草々」は前置きを省略して、いきなり本題や主文に入ってゆくだけに主にプライベートなお便りで活躍する組み合わせになります。
ご縁の初期においてのビジネスレターではあまり使用しませんが、おいおい親しみを込めて<往信>で使い始る分には何ら問題はありません。

これらに対しての<返信>の場合、「謹復」と「謹言または敬白」の組み合わせであったり、「拝復」と「敬具・拝具」になったりします。

こんなふうに組み合わせが決まっている言葉は至って便利なので、ひたすら使い慣れること。つまり回数勝負で「習うより慣れろ」という次第です。

そう言えば、大晦日の前の忙しさにも随分、慣れたせいでしょうか、新年の箸袋やお年玉用のぽち袋を自分で折ってみませんか?なんていう雑誌の特集を愉しんだり出来る余裕の今宵。

佳き年の到来を願って<袋>を折りましょう<不苦労>を祈って。

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