いよいよ12月も折り返しを迎え、このあたりからは一気に気忙しさが加速してまいります。個人的には主婦の顔が俄かに表立ってくる頃合でしょうか。
仕事の目処とあれやこれやの調整、それらと同時進行で頭の中を駆け巡る、我が家の年末年始の行事、雑事の段取り。日頃からコツコツやっていれば急に慌てふためくこともない事態に右往左往するのも年の瀬ならではの楽しみの一つ。なんて優雅に眺められるのは、年の瀬ならぬ年のせいでしょうか。
さて、我が家的にここ数日がヤマ場なのは年賀状!及び名刺の整理。
この名刺の扱いに関してのマナーは概ね<授受>・<整理>・<活用>の3段階で捉えることができます。
<名刺の授受>は自己紹介の挨拶とセットで行われることが一般的ですが、意外にきちんと学ぶことがないまま、見よう見真似でそれらしく身についてゆく動作の代表選手のようなところがあります。故に案外、いい加減です。
自己紹介同様に名刺を差し出すのは<下位の者>からになります。
名刺は胸元の高さで両手で持ちます。この時手のひらが上、両手の人差し指から小指までの4本づつの指先を揃えた上に、相手の方から読める向きで、手前側の二隅に親指を添えるような形で差し出します。
とは言え、一般的には双方の交換となりますので、名刺入れをお盆の代わりにして左手に持ち、その上に右手で持った名刺を重ねるようにして差し出します。そしてほぼ同時に差し出された先方の名刺はこの左手の名刺入れの上に頂戴する形で交換という形式が昨今では一般的なパターンのようです。
この時に忘れてならないのは名乗ることです。「はじめまして」と挨拶言葉だけで名刺を差し出すのではなく、明るい笑顔で、自分の声で、自分の名前を相手の目を見ながらしっかりと「○○△△と申します」と名乗ります。
挨拶の使命が自らの存在証明と理解していれば、この徹底に手を抜くわけにはいきません。しっかりと氏名を名乗る、これが使命!
0 件のコメント:
コメントを投稿