2006年12月14日木曜日

挨拶のタイミング

訪問に際しての挨拶には何度かタイミングがありますが、何回も同じことを言うわけではありません。その都度、状況にあわせた適切な挨拶をするためにはやはり仕込が肝心です。ビジネスとプライベートでは少し趣が変わりますね。

プライベートの場合は基本は3回です。まず、インターフォンを鳴らしてのやり取りがはじめの挨拶。但し、これはあくまでも来意を告げるためなので、長々とした挨拶は不要です。「こんにちわ、○○と申します」で十分です。

2番目は玄関先での挨拶。迎えてくださった相手の目を見て、「お邪魔致します」とか、「本日はお時間を頂きましてありがとうございます」と謝意を伝えます。

3番目がようやく本番の挨拶になります。応接室や客間でのきちんとした口上は案外難しいものです。普段はめったに使わない言い回しも多いだけに、内容に相応しい言葉や言い方を事前に練習をしておくことが肝心です。

「この度はお力添えを賜りまして誠にありがとうございます」であったり、
「本日はお忙しい中、ご無理をお聞き届けくださいまして深く御礼申し上げます」であったり、ここはしっかりした挨拶で訪問の主旨を伝えます。

またこのメインの挨拶においては応接室などの椅子からは立ち上がって、和室の場合は座布団を外して行うという基本動作も重要な課題になります。

一方、ビジネスの場合のタイミングは一般的には2回です。受付や総務の方に来意を告げる時には初対面の場合はあらかじめ名刺を用意しておいて、これを差し出しながら約束の相手の部署名や氏名を告げます。これが1番目。

商談スペースや会議室に案内され、担当者が来られたらここからが本番の挨拶になります。相手の姿が見えたら素早く立ち上がり、正しい立ち方で姿勢を正して、全身で感謝の気持ちを表わします。もちろん穏やかな笑顔のような表情でしっかりアイコンタクトを取り、初対面の場合はお互いの名刺交換から挨拶をスタートさせます。挨拶ひとつも出たとこ勝負では決して様にはなりません。

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