2006年12月21日木曜日

名刺活用の真のテーマ

さて、せっかく速攻で<おめもじの礼状>をお届けしたのに音信不通のまま、しばらく時間が経過した場合が第2ステップとなります。

このタイミングは<初めての出会いとその直後の葉書や封書の発信>から概ね三ヶ月くらい経過した頃がちょうどよい時期になります。
なぜ三ヶ月かというと有難いことにこの国には四季が有り、出会いがいつであれそこから三ヶ月ほど経過すれば、確実に季節が変わっているからです。

1月なら4月に春の訪れを喜ぶ便り。3月なら6月の入梅を題材に。7月の出会いならスポーツの秋、10月ならば、初春を寿ぐ姿勢で<ご機嫌伺いのお便り>がさりげなく書やすい、出しやすいタイミングということができます。

この場合、多少なりとも仕事のご縁がありそうな相手ならば、自社の何かの情報を絡めることも効果的です。たとえば展示会のご案内であったり、新製品のパンフレットをお届けしたり、あるいは最近の業界動向をオリジナルなファイルにまとめたような情報もインパクトのある連絡のひとつかもしれません。

どう考えても仕事のご縁が見えにくい場合は、素直にご縁の継続を願う気持ちで季節のお便りとして第2ステップに向き合います。

ダイレクトな営業活動においてはこんなにのんびりした展開では仕事にはならないかも知れませんが、名刺交換をさせていただいたすべての方が仕事がらみのお得意先や仕入先という関係になるわけではありません。

しかも一方で見方を変えれば、現在、携わっている仕事が未来永劫続くかどうかは、サラリーマンなら非常に考えにくい話でもあります。
となれば目の前の仕事に直結する、しないの判断軸ではなく、そもそも貴重な出会いを頂いた相手とどう向き合うかという対人関係の根本の姿勢が問われているのが、名刺活用レシピの真のテーマかもしれません。

この発信記録も当然、ホルダーの中のそれぞれの名刺に書き足しておきます。
これもまだ続く、次なるタイミングへの大切なステップです。

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