2006年12月29日金曜日

好きこそものの上手なり

昨日及び本日が仕事納めの職場もあれば、年末年始こそハードワークが待っている職場も多々あります。いずれにしても年の瀬ならではのあわただしさだけは平等に、まるで今朝からの雪のようにしんしんと降り積もります。

さて、ビジネス文書における<お便り>は昨今はパソコン任せがむしろ常道。見やすい、読みやすい、に加えて、書きやすい、素早いという双方のメリットが見事に一致しておりますので、この流れはもはや確定感が漂います。

但し、いささか込み入った礼状や詫び状などは原則、直筆と心得ておいた方が良さそうです。もちろんプライベートな手紙や目上の方へのお願い事なども直筆がベースになりますので、まだまだ折衷時代は続きます。

そうは言ってもあまりに悪筆の場合は文面はパソコン文字ながらも、せめて署名だけは直筆にします。加えて素っ気ない事務用の上質紙ではなく、和紙や少し手の込んだ紙などで、丁寧に向き合っている誠意を示します。

そんな工夫も含め、何事によらず「好きこそ物の上手なり」の言葉通りにあれこれ考え、延々飽きもせずに続けられることは間違いなく上達します。

芸事然り、料理然り、家事然り、スポーツ然り、仕事もその意味では同じです。
となれば、好きなことを仕事にする、あるいは好きなことしか仕事にしない。そんな原点にしっかり向き合うことが、物凄く重要なことかもしれません。
しかし、そんな視点の教育が世の中のどこかで行われているのでしょうか?

残念ながら個人的な記憶においても、そんな視点で誰かに<生き方>や<仕事への向き合い方>を教えられたことは1度もなかったように思います。

むしろ好きなことをやっているだけじゃ、それだけじゃ、人生を生きてはゆけないからと諭されて、仕方なく、悟ったふりをしたのではありませんか。

1年のつもり積もった何かを払い落としながら、新しい年へのラッキーの種である<大好きなもの>を突き詰めてみたい年の瀬です。

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