2006年12月6日水曜日

挨拶の事前準備

考えてみれば、相手にしっかりと向き合う気持ちがあれば、どんな些細なことにも眼が届くようになり、それゆえに事前準備なしの出たとこ勝負では決して事は上手く運ばないということがはっきりと見えてきます。

極端な話、日々の挨拶ひとつも同じ課題を内包しています。

会社に頂いたお土産の報告が義務であるように、たとえば小さな子供であっても毎日きちんと今日あったことを両親に報告するように習慣づけられていると
しかりした挨拶の事前準備とその練習が可能になります。

仮に今日、どこかのお宅の小学生の子供が学校の帰り道にご近所の班長さんの家の前を通ったら、ちょうど玄関の前の掃除していた班長さんの奥さんから美味しそうなキャンディをもらったとします。

そして帰り道で舐めちゃって、キャンディはなくなってしまったけれど家に帰ってからお母さんにこのことをきちんと報告したとします。
するとおそらくお母さんは『あら、よかったわね。今度またどこかで班長さんの奥さんに出会ったら、忘れずに今日のお礼を言うのよ。』「おばさん、この前は美味しいキャンディをありがとうございました!」と教えることができます。しかも時間があれば、挨拶の言葉を一緒に練習して指導の時間にもなります。

そうすれば、翌朝なり、その数日後であってもこの小さな子供は実にしっかりした挨拶が出来ることになります。その結果、班長さん奥さんから『あら、偉いわね、ちゃんとお礼が言えるなんて感心ね』などと褒めてもらったりすれば嬉しくて、次もまたちゃんと挨拶が出来るように頑張ろう!という気分が生まれます。かくして立派な大人への善循環サイクルが回り始めることになります。

報告が如何に大切か!わかっているようであやふやな自覚にしっかりと眼を見開いて向き合わなければ、このサイクルは回り始めることはありません。
取り分け、言いづらい悪いことが即座に報告できるようなら一人前かも、、、。

0 件のコメント:

コメントを投稿